明基友達グループの電子機器受託生産メーカー、佳世達科技（Qisda）は17日、早ければ今年第３四半期から、高級レストランやホテル向けのハイエンド製品を中心とした発光ダイオード（ＬＥＤ）照明機器の出荷を始めることを明らかにした。同社のＬＥＤ照明は昨年、ドイツのレッドドット・デザイン賞を受賞している。18日付経済日報が報じた。
同社はこれまで主に液晶パネル関連製品を生産しており、昨年第４四半期は売上高全体の71％を液晶モニターが占め、12％を液晶テレビが占めた。今年はグループ企業である友達光電（ＡＵＯ）が液晶テレビ業務を担当することが決まっている。
同社の昨年第４四半期の利益は２億7,000万台湾元（約７億8,000万円）で明基電通（ＢｅｎＱ）からの分社後、四半期ベースで初の黒字を計上した。熊暉総経理は、今年第１四半期は前期比で減収減益になるという見通しを明らかにした。
