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米ファンドのシルバーレイク、TMCに出資表明か


ニュース 電子 作成日:2009年3月18日_記事番号:T00014125

米ファンドのシルバーレイク、TMCに出資表明か

 
 DRAM業界再生の受け皿として政府が設立を進める台湾記憶体公司(TMC)に対し、米プライベートファンド、シルバーレイク・パートナーズが提携の意思を伝えたとの観測が出ている。出資が決まればTMCにとって初めての民間株主となる。18日付工商時報が報じた。

 観測によると、傘下に160億米ドルの資金を抱え、米国シリコンバレーに豊富な人脈を持つシルバーレイクは、宣明智招集人が主導するTMCの枠組みを好感しているとされる。外資系証券会社もDRAM産業への投資価値は現在が底で、5年の投資収益率から考えて投資に適した時機とみている。

 さらにシルバーレイクがTMCに出資するとの観測が出たことで、資金繰りに苦しむ域内DRAM各社にとっては、内外の資金がTMCに集中して資金集めが厳しくなるほか、将来的には各社の債権行が債権の出資転換を行うことでTMCとの提携を進め、産業の統合が加速するとの見方も出ている。