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プロモスの社債、公開買い付け成立へ


ニュース 電子 作成日:2009年3月19日_記事番号:T00014158

プロモスの社債、公開買い付け成立へ

 
 財務危機に陥っている中堅DRAMメーカー、茂徳科技(プロモス・テクノロジーズ)が、債務不履行に陥った総額112億台湾元(約320億円)の海外転換社債(ECB)について、債権者に額面の20~26.5%での公開買い付けを提案したところ、17日時点で社債保有者の70%が提案に応じた。公開買い付けは社債保有者の79%の提案受け入れが条件となっており、締め切りの21日までに条件が満たされる可能性が高まった。19日付経済日報が伝えた。

 公開買い付けの成立は、債権銀行のプロモスに対する30億元のシンジケートローン(協調融資)実施の前提条件となっている。なお、債権銀行は保有しているプロモス社債の12%について、公開買い付けの成立を条件に解約を留保することを表明している。

 プロモスは2月19日に同社債の公開買い付けを提案したが、当初反応は低調で、期限が21日まで延長されていた。公開買い付けが成功すれば、シンジケートローンを経て、同社の経営再建とDRAM業界再編への参加に道筋が付く。