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国際航空貨物の取扱量、3月は中台間を中心に急回復


ニュース 運輸 作成日:2009年3月20日_記事番号:T00014171

国際航空貨物の取扱量、3月は中台間を中心に急回復

 
 中華航空(チャイナエアライン)や中菲行(DIMERCO)、台湾空運運輸事業(台湾エクスプレス)などの航空貨物業者によると、国際航空貨物の取扱量が3月に入り、中台間路線を中心に大きく回復しているもようだ。今年1~2月は前年比41.38%減だったが、3月は逆に前月比1割の成長となっているという。20日付工商時報が伝えた。

 中華航空によると、中国の「家電下郷」プロジェクトなどの効果により、上海への航空貨物チャーター便の貨物積載率は9割に上り、同社の貨物便で唯一の黒字路線となっている。同社は、7月にも実現が見込まれる中台間の定期旅客便就航により旅客機への貨物積載が可能になれば、上海線は月間1,800万台湾元(約5,000万円)以上の売上増が期待できるとしている。

 中華航空はまた、奇美電子(CMO)や宏達国際電子(HTC)などの電子メーカーが欧米から得ている緊急受注も、同月の成長に貢献しているとみている。

 一方、台湾空運は、中台および台湾~香港路線に注力しており、先日の国際ラン見本市で受注したランの輸出などで、3月は前半だけで2月単月の取扱量に達したという。