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PCBのユニマイクロン、PPTを合併


ニュース 電子 作成日:2009年3月23日_記事番号:T00014217

PCBのユニマイクロン、PPTを合併

 
 プリント基板(PCB)最大手の欣興電子(ユニマイクロン・テクノロジー)は20日、同業の全懋精密科技(PPT)を株式交換で合併した。21日付経済日報が伝えた。

 株式交換比率はPPT1株に対し、ユニマイクロン0.6株で、時価44億台湾元(約125億円)相当。存続会社はユニマイクロンとなる。合併期日は12月1日で、合併後の資本金は152億8,000万元。両社は6月10日に株主総会で合併を決議する。

 ユニマイクロンは聯華電子(UMC)系列、PPTは矽品精密工業(SPIL)系列で、両社の合併はUMCとSPILによる協力関係の強化にもつながりそうだ。今後はプリント基板業界でイビデンと最大手の座を争っていくことになる。 

 ユニマイクロンの売り上げ構成は、プリント基板と高密度多層(HDI)基板が78%、集積回路(IC)基板が22%を占める。一方のPPTはプラスチック・ボール・グリッド・アレイ(PBGA)基板、フリップチップBGA基板に強く、最近はハイエンドのチップサイズ・パッケージ(CSP)基板に参入している。両社の合併は顧客、製品、研究開発(R&D)の各面で相互補完効果が大きい。