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作成日:2009年3月24日_記事番号:T00014231
高速バス尊龍客運が復活へ、台北〜台中間60元キャンペーンも
昨年、資金繰り悪化により交通部公路総局から1年間の営業停止命令を受けた尊龍汽車客運(ドラゴンバス)が、6月に台北市東地区~台中の高速バス「黄金路線」で運行を復活させることを計画している。さらに復活キャンペーンとして同区間でオフピーク60台湾元(約170円)の激安運賃を打ち出す考えだ。24日付中国時報が報じた。
最近台北駅の高速バスターミナルに尊龍客運の復活を予告するポスターが貼られ、「思いもよらない超低価格」といううたい文句に問い合わせが相次いでいるという。
尊龍客運の呉献全総経理によると、復活当初は約6,000万元を投じてバス12~16台を購入し、30分に1本の運行を計画している。また60元という運賃について呉総経理は、「復活当初はコストを度外視する。一定期間が経過した後、他社と同水準の運賃に引き上げる」としている。
ただ公路総局台北監理所は、「尊龍客運は営業停止措置が解除されるまでに運行復活のための手続きを終えなければならないが、現在のところまだ申請はされていない」としている。尊龍客運はかつてバス火災を起こしたことがあり、公路総局は「再運行の申請があれば、車両と乗客の安全に関し厳格な審査を行う」としている。