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工業用紙大手3社、稼働率80%へ


ニュース その他製造 作成日:2009年3月24日_記事番号:T00014242

工業用紙大手3社、稼働率80%へ

 
 工業用紙大手3社、永豊餘集団、正隆紙業、栄成紙業は第1四半期、前期比で増収が見込め、設備稼働率も80%以上まで回復する見通しだ。電子業界での緊急受注増加や中国国内市場での消費が上向いていることから工業用紙の需要も高まっているもようだ。24日付工商時報が報じた。

 3社によると、昨年第4四半期は世界的な景気低迷で業績が落ち込んだが、今年に入って川下からの在庫補充のための緊急受注などにより、毎月、前月比増収が続いているという。証券会社によると、永豊餘の1月売上高は28億8,000万台湾元(約83億円)、2月は32億3,000万元で、3月は40億元近くまで伸びる見通しだ。

 また、原料コストの下落などから、今年第1四半期は増益も期待できそうだ。域内の古紙価格は昨年ピーク時には1キログラム当たり6元以上となっていたが、現在2元まで下落している。米国からの輸入古紙も、ピークの1トン230米ドルから同120米ドルまで5割近く値下がりした。