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南亜プラスチック、主要事業で稼働率7割以上に


ニュース 石油・化学 作成日:2009年3月24日_記事番号:T00014244

南亜プラスチック、主要事業で稼働率7割以上に

 
 台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下の南亜塑膠工業(南亜プラスチック)は、銅箔基板やガラスクロスなどの電子材料事業、およびプラスチック加工とエチレングリコール(EG)など石油化学事業における主要事業の生産能力利用率が、1~2月の50%以下から、3月に入り70~80%に回復している。24日付工商時報が伝えた。

 同社によると、EGに関しては、生産ライン4本のうち現在1本が停止中で、損益均衡または小幅の黒字状態だという。 

 同社は2月、生産能力利用率が50%と低迷したが、オファー価格と需要の回復から、売上高は前月比28.8%増の100億台湾元台(1元=約2.88円)に達した。3月は生産能力利用率がさらに上昇していることから、業績の向上が見込まれる。

 今年通年では、電子材料は前年を上回る利益も期待できるという。また、プラスチック加工は需要が安定しており、前年と同水準の100億元の利益を確保するものとみられている。