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プロモスへの追加融資、債権行が慎重姿勢


ニュース 電子 作成日:2009年3月24日_記事番号:T00014250

プロモスへの追加融資、債権行が慎重姿勢

 
 中堅DRAMメーカー、茂徳科技(プロモス・テクノロジーズ)は23日、債権行による追加融資の条件になっていた海外転換社債(ECB)の公開買い付けに成功したと発表した。しかし台湾銀行の羅沢成総経理は23日、立法院で追加融資の条件はまだ満たされていないとの認識を示した。24日付聯合報が伝えた。

 羅総経理はプロモスの陳民良董事長が連帯保証人となることが追加融資の条件であり、現時点で融資契約には至っていないと説明した。プロモスの取引先のガス供給会社が裁判所に仮差し押さえを申請したことも事態を複雑化させている。

 債権行の間では融資条件やDRAM産業をめぐる政策方向に疑義を呈する声もあり、追加融資が順調に実施されるかはまだ不透明だ。債権行のうち台湾銀、台湾土地銀、合作金庫銀などは、プロモスの生産設備120億台湾元(約346億円)相当を担保とし、将来債権が回収不能となった場合競売にかけることや債権行に対する社債償還を優先させることなどを主張しているという。