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「今年は新規採用しない」、企業の57%に【図】


ニュース その他分野 作成日:2009年3月25日_記事番号:T00014260

「今年は新規採用しない」、企業の57%に【図】

 
 求人雑誌「Cheers(チアーズ)」が行った調査によると、不景気の影響を受けて大企業の57%が「今年は新規採用を行わない」と回答していたことが分かった。これは過去6年で最も高い数値だ。同誌では「今年11万人の大学卒業・大学院修了者が就職活動を行うとみられるが、深刻な就職難に直面する」と指摘している。25日付自由時報が報じた。
 
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 調査を分析した結果、今年の新卒者に対する求人で最も多いのは、▽研究開発(R&D)▽営業・販売▽企業管理・幹部候補──となっている。しかし現状では、1件の求人に対し平均130人が応募しており、中でも金融業は最も競争率が高く、求人1件を278人が争うという状況だ。

 一方、企業が採用に際し最も重視するポイントは、▽出身校▽資格▽向上心──、企業が新卒者に最も期待するのは「企業への定着」と「プレッシャーに打ち勝つ力」であるのに対し、新卒者が最も重視するのは「専門知識」となっており、両者の認識に大きなずれがあることも明らかとなった。

 なお、企業に最も人気のある出身大学は、3年連続で台湾大学だった。

 同調査は今年2月3日~3月4日に実施され、1,000社にアンケートを送付し548社から回答を得た(回収率54%)。