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中台太陽電池業界トップ、市場見通しを悲観


ニュース その他製造 作成日:2009年3月25日_記事番号:T00014269

中台太陽電池業界トップ、市場見通しを悲観

 
 中国太陽電池大手、無錫尚徳太陽能電力(サンテック・パワー)の施正栄董事長は24日、台北で「両岸太陽光電産業協力交流会議」に出席した際、記者団に対し、今年の太陽電池産業の市況に悲観的な見通しを示した。25日経済日報が伝えた。

 施董事長は「太陽電池産業の今年の景気に期待をかけないでほしい。米国市場の景気回復を期待するのは一種のギャンブルで、今年は平穏に過ぎればよいと思っている」と述べた。

 同社は当初、生産能力を昨年末の540メガワット(MW)から1,400MWに拡大する予定だったが、供給過剰を踏まえ、1,000MWに下方修正している。これについて施董事長は「太陽電池産業の供給過剰は予想されていた。金融危機で供給過剰に陥る時期が半年早まった」と指摘した。

 一方、台湾の太陽電池大手、茂迪科技(モーテック・インダストリーズ)の左元淮董事長も「今年第1四半期の太陽電池市況は昨年第4四半期よりも悪い。今年は米国市場の全面的回復が見込めないため、太陽電池市場が回復する確率は低い」と述べた。