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康師傅、中国最大の即席めん工場を新設へ


ニュース 食品 作成日:2009年3月25日_記事番号:T00014270

康師傅、中国最大の即席めん工場を新設へ


 頂新国際集団傘下で中国最大の即席めんブランド「康師傅」を展開する台湾系企業、康師傅控股は今年、中国最大規模となる年産48億食の生産能力を備えた即席めん工場を、天津市に新設する計画だ。同社は投資金額など詳細を明らかにしていないが、新工場では主に高価格帯の製品を生産するとみられている。25日付工商時報が伝えた。

 新工場には1分間に400~500食が生産可能な最新機器を導入し、生産ライン6本合計で1日に1,600万食余りが生産可能となる見込み。天津にある同社の中国第1号工場は、即席めん博物館に改築されるもようだ。ちなみに年産48億食は、台湾の年間消費量9億食の5倍以上に相当する。

 同社即席めんの昨年第3四半期までの売上高は前年同期比43%増の15億2,400万米ドルで、グループ全体の45.22%を占めている。証券会社では、新工場の完成でさらなるコスト低減と知名度の向上が期待でき、来年にも同社売上高および粗利益に効果が現れると予測している。

 ACニールセンの昨年9月の調査によれば、「康師傅」ブランドの即席めんは、中国即席めん市場のシェア49.9%で首位、さらに高価格帯の袋めんは69.5%、カップめんは66.1%と高いシェアを誇っている。