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エピスター、豊田合成買収の観測を否定


ニュース 電子 作成日:2009年3月25日_記事番号:T00014276

エピスター、豊田合成買収の観測を否定


 発光ダイオード(LED)大手の晶元光電(エピスター)が23日の董事会で、最大200億台湾元(約580億円)規模の増資実施を決議したことに対し、台湾メディアから「同社の委託元、豊田合成(本社・愛知県、若山甫取締役社長)の買収を計画している」との観測が上がっていたが、張世賢同社広報担当は、「現在そうした計画はない」と否定した。25日付電子時報などが報じた。

 電子時報によると、生産能力では域内の同業他社を大きくリードするエピスターだが、重要度の高い青色LEDの特許を保有しておらず、日系メーカーの制約を強く受けている。一方豊田合成は、特許に関しては有利に展開を進めているものの、近年の日本での生産コスト上昇から経営状況が悪化しており、エピスターに生産を委託している。

 また豊田合成はエピスターの大株主である聯華電子(UMC)とも良好な関係を築いている上に、LEDメーカーに自社を売却する意向を持っているとの観測も出ていた。エピスターが同社を買収すれば、ボトルネックを解消でき、ノートパソコン、テレビ、自動車用LED市場に参入できるとして、買収に動くという観測が出ていた。