ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

鴻海と独メトロ、合弁で中国3C販売に進出【表】


ニュース 電子 作成日:2009年3月25日_記事番号:T00014277

鴻海と独メトロ、合弁で中国3C販売に進出【表】

 
 鴻海精密工業は24日、世界でも1、2を争う流通小売企業、ドイツのメトログループと合弁で新会社を設立し、中国の3C(コンピュータ、通信、家電)販売業に進出することで覚書を交わしたと発表した。経営陣など詳細は協議中としているが、2社の折半出資によって2010年中に上海で1店舗目をオープンする計画とみられる。25日付経済日報が伝えた。
 
T000142771

 
 郭台銘董事長は、製造業として既に知名度のある同社が流通大手のメトロと協力することで、製造から末端市場まで一貫したサービスを提供できるとしている。鴻海傘下では、中国で孫会社の賽博数碼科技がフランチャイズ方式で3C販売に進出しているが、直接小売販売事業に乗り出すのは初めて。

 メトロのエックハルト・コルデス最高経営責任者(CEO)は、「メトロの欧州における小売ネットワーク展開と、鴻海の中国事業に関するノウハウを結合させ、世界でも最も成長の早い市場、中国で新たな商機をつかみたい」と抱負を語った。

 メトログループは世界32カ国で2,200拠点を展開し、昨年の売上高は680億ユーロ(約8兆9,500億円)。傘下にはドイツおよび欧州でトップの電化製品量販店、メディアマルクトやサターンを抱えている。