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作成日:2009年3月26日_記事番号:T00014289
台湾人女性が人気投票トップ、「世界最高の仕事」最終面接へ
南の島でのんびり遊んで高給がもらえる「世界最高の仕事」は、一体誰の手に?オーストラリアのクイーンズランド州観光局が、観光振興策として打ち出した「ベストジョブ・イン・ザ・ワールド」の求人募集で25日、30歳の台湾人女性が最終候補者の1人に選出された。
この求人は、世界遺産である大珊瑚礁・グレートバリアリーフのリゾート地・ハミルトン島の管理人を募集するもの。主な仕事は島内の探索とブログやビデオによるPRリポート活動で、6カ月間で15万オーストラリアドル(約1,000万円)という高給が支払われる。
この夢のような仕事には、世界200カ国・地域から3万4,684人の応募が殺到。3月2~24日に行われた候補者50人のネットによる人気投票で、台湾人女性の王秀毓(クレア)さん(30)が、総投票数42万3,350票のうち15万1,676票を獲得。第2位のカナダ人男性、ミッチェルさんの5万5,532票を大きく引き離し、圧倒的な人気でトップの座を獲得し、その他の候補者10人とともに、最終選考に進んだ。
王さんの経歴はやや異色だ。大学は理系(国立清華大学原子科学学科)に進んだものの、英語に興味があったことから、大学院は国立台湾師範大学翻訳研究所へ。現在、通訳として活躍する彼女だが、英語は小学五年生になってから学び始めた「遅組」だったという。
今回の求人には「衝動的に応募した」という王さん、その流暢な英語力も大きく評価されたようだ。王さんは4月からオーストラリアへ渡り、働きつつ5月3日から現地で行われる最終選考の準備をする計画。
なお、採用者(1人)は5月6日に発表され、7月1日からいよいよ「夢の仕事」がスタートする。