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陳前総統が2冊目の手記、謝長廷氏らを批判


ニュース 政治 作成日:2009年3月26日_記事番号:T00014290

陳前総統が2冊目の手記、謝長廷氏らを批判

 
 マネーロンダリング(資金洗浄)などの罪で起訴されている陳水扁前総統は25日、事務所を通じ、収監後2冊目の手記「消せない声」を出版すると発表した。内容は陳前総統が拘置所内で書いた50通の手紙をまとめたもので、同日はうち10通の内容が明らかにされた。26日付聯合報などが伝えた。

 手紙の内容は、総統選で事件が選挙情勢に与える影響を懸念した謝長廷候補(元同党主席)の選対総幹事、葉菊蘭氏(元行政院副院長)から総統辞任を求められたことなどを暴露している。陳前総統の辞任を求める施明徳元同党主席らの街頭運動が行われた際には、謝氏から「辞めることぐらい大したことではないだろう」と直接辞任を求められたとし、謝氏との関係に決定的な亀裂が生じていたことを認めている。

 また、蔡英文同党主席についても、「主席はイメージが大切なことは知っている。馬英九はイメージで勝ち、最後に総統になった。だが、他人をまねるだけでは負けで、第二の馬英九になるだけであり、決して第一にはなれない」などと批判している。

 陳前総統と一線を画したい民進党指導部は、相次ぐ手記による「身内からの攻撃」に今後も頭を痛めそうだ。