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景気底打ち判断、内需に注目=陳添枝・経建会主委


ニュース その他分野 作成日:2009年3月26日_記事番号:T00014294

景気底打ち判断、内需に注目=陳添枝・経建会主委

 
 行政院経済建設委員会(経建会)の陳添枝主任委員は25日、株式市場の反転と輸出受注の下げ止まりに続き、内需でも好転が見られれば、景気の底打ちが判断できるとの見方を示した。26日付経済日報が報じた。

 陳主委は、域内の消費動向を判断する材料として、小売業界全体の売上高を挙げた。2月の数値は9カ月連続の前年同月比マイナス成長と芳しくなかったが、3月のデータが良ければ景気回復がより確定的となるとの考えだ。

 陳主委は以前から、株式相場と輸出受注の回復基調を、(景気回復を意味する)春を告げるツバメの到来に例えている。これに対し、尹啓銘経済部長が先日、「(渡り鳥の)ツバメはいつかは去っていく」と発言したことを受け、陳主委は、▽台湾証券交易所(証券取引所)の加権指数は5,000ポイント台を回復し、その後も上昇傾向にある▽2月の輸出受注額は、前年同月比の減少幅が前月より大幅に縮小した上、200億米ドル台を回復し、昨年12月の水準をほぼ取り戻した──と指摘し、到来した2羽のツバメは去っていないと強調した。