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2月のM1B増加幅が拡大、株式市場の活発化に期待


ニュース 金融 作成日:2009年3月26日_記事番号:T00014297

2月のM1B増加幅が拡大、株式市場の活発化に期待

 
 中央銀行が25日に発表した2月の通貨供給量(マネーサプライ)統計によると、流動性資金を示す指標となるM1B(現金通貨と預金通貨)の前年比伸び率が2月、2.71%増となり、1月の1.79%増から増加幅がさらに拡大した。前月比でも1.88%の増加だった。流動性資金の拡大から、株式市場の取引のさらなる活発化も期待できそうだ。26日付蘋果日報が報じた。

 陳一端・中銀経済研究所副所長はM1Bの伸びについて、▽満期を迎えた定期預金を継続しないケースが増加▽昨年2月の数値は春節(旧正月)休暇があったため低水準▽銀行の融資や投資の規模が縮小──などが主因と分析した。中銀は昨年9月以来、計7回、2.375ポイントの利下げを行っている。

 代表的な指標であるM2(現金通貨、預金通貨、定期預金など準通貨の合計)は前年比伸び率が6.19%増、前月比では0.74%増だった。1~2月累計の年増率はM1Bが2.25%増、M2が6.68%増だった。

 証券取引用預金残高は、前月比で445億台湾元増加し7,744億元(約2兆2,000億円)となり、昨年10月以来で最高となった。