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作成日：2009年3月26日_記事番号：T00014298
香港東亜銀、友邦証券を買収へ
香港の東亜銀行が米保険大手ＡＩＧ系の友邦証券を買収することで合意に達し、経済部投資審議委員会（投審会）に申請書類を提出したことが25日までに分かった。26日付経済日報が伝えた。
友邦証券はＡＩＧの財務危機が表面化して以降、初めて売却される台湾子会社となる。東亜銀は既に台湾に支店を設けており、中国系資本として初めて、台湾で銀行業務と証券業務に参入することになる。
東亜銀は中台間の金融市場開放で証券業免許の保有が競争力強化に直結すると判断したとみられる。友邦証券は資産管理業務に強みを持っていることも買収動機として挙げられる。
関係者は「友邦証券は設立から間もないため、買収額は数億台湾元（１台湾元＝約2.9円）にとどまる。東亜銀は中国系資本なので、監督機関による認可が下りるまで双方とも機密保持に気を遣っている」と話した。
