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中国化学製薬、欧米規格に合わせ工場改修へ


ニュース その他製造 作成日:2009年3月26日_記事番号:T00014302

中国化学製薬、欧米規格に合わせ工場改修へ

 
 製薬メーカー、中国化学製薬(CCPC)は25日、今年は3億台湾元(約8億6,000万円)を投じ、工場2基をそれぞれ欧州、米国の規格に合わせて改修する計画を明らかにした。これにより、欧米からの受注増を狙う考えだ。26日付経済日報が報じた。

 投資額1億元以上の注射薬製造の台南工場は、行政院衛生署の指導に従い、セファロスポリン系の生産ラインとその他のラインを分ける計画だ。完成後は欧州連合(EU)のPIC/S(製薬業界の監査に関する協力の枠組みを定める協定)規格を満たすことから、欧州市場の展開に有利となりそうだ。

 中国化学製薬と子会社の中化合成生技(CCSB)が共同で生産を行う免疫抑制剤の製薬工場では、下半期以降に米・新薬メーカーからの受注が見込まれることから、米食品医薬品局(FDA)の認可取得に向け、審査の申請を予定している。同社ではこのために1億元以上が必要と見積もっている。