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ナイキの生産調整、台湾メーカーには恩恵も【図】


ニュース その他製造 作成日:2009年3月26日_記事番号:T00014305

ナイキの生産調整、台湾メーカーには恩恵も【図】

 
 ナイキは25日、市場構造の変化に合わせた生産量調整を行うため、同社の中国製靴工場閉鎖、および中国の3社とベトナムの1社への委託を打ち切ることを明らかにした。今後ナイキシューズの生産委託は、台湾製靴大手の宝成国際集団や豊泰企業などに集中するもようだ。また、合成皮革の三芳化学工業も、ナイキのサプライヤーとして供給を継続する見込みだ。26日付蘋果日報が伝えた。
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 ナイキは委託先の調整について、世界的不景気で販売が低迷したため、2007年に整備したサプライチェーンの見直しを迫られたと説明している。

 これに対し、宝成と豊泰、三芳の3社は「ナイキシューズの中心的サプライヤーを担っており、受注減は考えられない」として影響はないと表明している。また、市場関係者からも、ナイキが自社の生産ラインを閉鎖すれば、宝成と豊泰への委託が増え、2社に恩恵がもたらされるという見方が出ている。