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政策金利据え置き、金融界は歓迎


ニュース 金融 作成日:2009年3月27日_記事番号:T00014322

政策金利据え置き、金融界は歓迎

 
 昨年9月以降7回開催した政策会合のすべてで政策金利引き下げを行ってきた中央銀行が、26日の会合で政策金利の据え置きを決めたことに対し、銀行・保険業界から歓迎の声が相次いだ。金融業界では「3月は銀行の主要収入源にかかわる預貸金利差が過去最低水準に達しているが、今後は回復が期待できる」としている。27日付経済日報が報じた。

 これまで銀行の預貸金利差は2~3ポイントとなっていたが、現在は1ポイントを切るまでに縮小しており、銀行の経営は非常に厳しい状況に陥っているという。世界金融危機の発生後、利下げが続いたが、大半の預金は固定利率である一方、融資利率の多くは変動制のため、銀行の利益を直撃していた。

 今年に入ってから、預貸金利差は、台湾銀行の0.3~0.5ポイントを最低とし、▽台湾土地銀行、0.8ポイント▽台湾中小企業銀行、1ポイント前後──まで縮小している。一方、預貸金利差が比較的大きいのは▽第一商業銀行と彰化商業銀行、1.2ポイント▽華南商業銀行、1.35ポイント──となっている。