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中国人客の増加、高級ホテルに恩恵なし?


ニュース 商業・サービス 作成日:2009年3月27日_記事番号:T00014324

中国人客の増加、高級ホテルに恩恵なし?

 
 台湾の観光業界では、今年に入り増ている中国人観光客の取り込みに注力しているが、恩恵を受けているのは中級クラスのホテルばかりで、5つ星クラスの高級ホテルの業績には現時点で反映されていないもようだ。27日付経済日報が伝えた。

 亜都麗緻飯店(ランディスホテル)グループの厳長寿総裁は26日、現在の中国人観光客は予算の限られた団体旅行を利用するしかなく、ほとんどが中級ホテルに宿泊していると指摘し、高級ホテルは3~5年後と見込まれる自由旅行の解禁を待たねばならないと語った。

 一方で同グループの朱少函副総裁は、欧米の宿泊客は減少しているが、シンガポールや香港からの宿泊客が増加しており、3月の客室稼働率は7割を達成、4~5月も既に予約で5割が埋まっていると説明した。

 また同グループのランディス台北(台北市民権東路二段)は、30周年を記念して創業当時から営業しているフレンチレストラン「巴賽麗(La Brasserie)」で、フランス家庭料理フェアを開催している。従業員は30年前のユニフォームを着用、ランチは450台湾元(約1,000円)などリーズナブルな価格で正統派フランス料理を提供する。