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南山人寿、AIGが米ファンドに売却か【表】


ニュース 金融 作成日:2009年3月27日_記事番号:T00014325

南山人寿、AIGが米ファンドに売却か【表】

 
 米政府の管理下で経営再建中の保険大手、AIG(アメリカン・インターナショナル・グループ)が、傘下の台湾子会社、南山人寿保険の売却を検討しており、ゴールドマン・サックスやシティバンクを通じて売却先を模索しているとの観測が出ている。米投資ファンド、コールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)や、欧米の保険大手が買収に意欲を示しているとされ、最低売却価格は30億~50億米ドルに上るとみられる。27日付工商時報が報じた。

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 これまで売却の観測を否定してきた南山人寿の潘玲嬌副総経理は、「現時点でAIGからの指示はなく、全株式が放出されるかどうかも不明だ」とコメントした。

 KKRは既に南山人寿の4拠点を視察し、管理職や販売員、台湾でのシェアなど、経営状況を確認したとされる。国泰金融控股や新光金融控股など生保を傘下に持つ域内の金融持ち株会社は、最低売却価格が高過ぎるため、関心を示していないようだ。