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中鴻の鉄鋼製品、4月は域内・輸出ともに値下げ【表】


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2009年3月27日_記事番号:T00014332

中鴻の鉄鋼製品、4月は域内・輸出ともに値下げ【表】

 
 中国鋼鉄(CSC)傘下の中鴻鋼鉄は、4月の熱延製品価格について域内・輸出ともに引き下げを決定した。需要低迷を受けた措置で、域内価格は1トン当たり940~1,300台湾元(約2,750~3,800円)、輸出は一律同50米ドル引き下げる。各製品の域内価格の1トン当たりの値下げ幅は、▽熱延、1,300元▽冷延、1,000元▽亜鉛めっき鋼板、940元──。27日付工商時報が伝えた。
 
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 中鴻の陳沢浩董事長は26日、3月に続く値下げに「低価格の輸入製品に対抗するためやむを得ない措置だ」と述べ、川下メーカーの需要を刺激する目的もあると説明した。ただ、アジア主要鉄鋼メーカーの製品価格は間もなく底を打つとみており、「もうすぐ朝日が見える」と強調した。

 また、中鴻の域内価格が中鋼より熱延でトン当たり1,500元低くなったことで、市場では「中鋼が4月末に発表する6月域内価格も下落する」との見方が出ているが、中鋼の黄宗英業務副総経理は、「あと1カ月の間に市況が変化する可能性もある」と指摘した。