液晶パネル業界で、無給休暇の取りやめや縮小が相次いでいる。最大手の友達光電（ＡＵＯ）は、顧客の需要が高まり設備稼働率が上昇を続けているとして、４月１日から無給休暇を全面的に取りやめることを明らかにした。27日付経済日報が報じた。
奇美電子（ＣＭＯ）は依然、無給休暇の全面的な取りやめを決めてはいないが、一部のラインでは残業を実施するほど需要が高まっており、休んでいる従業員はほとんどいないという。
中華映管（ＣＰＴ）は今月、モニターや携帯電話向けパネルの出荷が増加、４月も今月を上回る業績が見込まれることから、来週にも４月の無給休暇日数の縮小を決定する予定だ。
群創光電（イノルックス・ディスプレイ）は、事務職員を対象に最高で月２日間の無給休暇を継続中だが、生産ラインの従業員には既に実施していない。瀚宇彩晶（ハンスター）も４月に生産ラインがフル稼働となる見通しで、既に３月初めに無給休暇を取りやめている。
