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TSMCがクアルコムから緊急受注、Q2は稼働率80%へ


ニュース 電子 作成日:2009年3月27日_記事番号:T00014343

TSMCがクアルコムから緊急受注、Q2は稼働率80%へ

 
 ファウンドリー世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)は、米クアルコムからの受注が急増しているため、12インチウエハー工場の稼働率が第2四半期、80%まで上昇する見通しだ。27日付工商時報が報じた。

 クアルコムは第2四半期分の発注量を、当初計画の12インチウエハー投入枚数ベースで月約7,000~8,000枚から、このほど1万枚に増やした。これは第1四半期の月平均3,000枚の低水準から約3倍への拡大となる。なお急きょ追加された分の約90%はTSMCが受注したという。

 クアルコムの発注量増加は、▽米国の携帯電話販売状況が予測されたほど落ち込まなかったこと▽中国やインドで携帯電話の需要が伸び続けていること▽中国での3G(第3世代)携帯電話サービス開始を受けて3G向けチップセットの出荷量が増加したこと──が要因とみられる。