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馬総統、「米中と犯罪者引渡し協定を」


ニュース 政治 作成日:2009年3月31日_記事番号:T00014387

馬総統、「米中と犯罪者引渡し協定を」

 
 30日、IACP(国際警察長官協会)の第10回アジア太平洋地区年次総会に出席した馬英九総統は、「我が国は現在、米国と犯罪者引渡し協定締結に向けた協議を進めているが、中国大陸とも『共同打撃犯罪協定』の締結に向け協議を進め、逃亡犯を台湾に連れ戻す率を高めたい」と表明した。31日付自由時報が報じた。

 法務部関係者によると、現在米国とは「司法互助協定」を結んでいるがこれには犯罪者引渡し協定が含まれない。また中国とは1990年の「金門協議」で、赤十字会を通じて密航者や犯罪者を金門島で引渡す協定を結んでいるが、正式なものではなく、汚職犯や経済犯が米中に逃亡した場合、台湾に連れ戻すことは非常に難しいという。

 なお劉徳勲行政院大陸委員会(陸委会)副主任委員によると、次回の中台公式協議には、犯罪者引渡し協定についての話し合いも議題に含まれるという。劉主委は、公式協議で「金門協議」の内容を調整し、指名手配犯の引渡しだけでなく、一般的な司法協力や証拠の交換を含めた協定を結べるよう協議を進めたいとの考えを示した。