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AUO工場で中毒事故、2人死亡


ニュース 電子 作成日:2009年3月31日_記事番号:T00014406

AUO工場で中毒事故、2人死亡

 
 30日午後3時ごろ、液晶パネル最大手、友達光電(AUO)中部科学工業園区(中科)工場内にある化学施設で中毒事故があり、点検作業を行っていた作業員2人が死亡した。31日付蘋果日報が伝えた。

 2人は現像液タンクの保守点検中に深さ3メートル、直径2.5メートルの同タンクに転落した。底部には深さ約10センチの現像液が残っており、2人はエーテルと二酸化炭素を大量に吸入し、窒息したとみられる。また、2人を救出しようとした3人も現像液に触れたが、救助され無事だった。捜査当局は事故原因を調べている。

 同社は事故状況を2回にわたり説明したが、初回説明では「安全装備の着用を怠ったことで事故が起きた」としていたが、2回目の説明では事故原因には言及せず、「タンク内の酸素濃度は安全基準を満たしていた」と説明した。その上で、事故原因の究明に協力し、今後は請負業者の管理を強化することで再発防止を図りたいとの立場を示した。