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台北市オフィスビルの空室率、「10%以上が2年続く」=コリアーズ


ニュース 建設 作成日:2009年4月1日_記事番号:T00014430

台北市オフィスビルの空室率、「10%以上が2年続く」=コリアーズ

 
 米不動産コンサルタント、コリアーズ・インターナショナル台湾法人の高力国際の統計によると、台北市の主要商業エリアのオフィスビルで今年第1四半期、賃貸されているオフィスの面積が1万1,000坪減少し、空室率が2008年通年の平均7.02%から7.81%まで上昇したことが分かった。コリアーズは、台北市におけるオフィス需要の不振は今後も続き、空室率は▽09年平均、10.25%▽10年平均、10.98%──と2年連続で10%を超えると予測している。1日付蘋果日報が報じた。

 また同統計によると、台北市のオフィスビルの賃料は第1四半期、1坪当たり1,799台湾元(約5,300円)となり、前期比で2.18%の下落となった。

 コリアーズの楊慧明・商業代理部執行董事は、「現在多くの借り手が、引っ越しをにおわせるなどして貸し主と賃料の値下げ交渉を行っている」と話す。ただ、英サヴィルズの台湾法人、第一太平戴維斯の朱幸児総経理は、「引っ越しにかかるコストも高くつくため、大家が5~10%の値下げを受け入れれば、大多数の企業は引っ越しを思いとどまる」としている。