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台湾中油の潤滑油、台塑石化から基油調達へ


ニュース 石油・化学 作成日:2009年4月1日_記事番号:T00014435

台湾中油の潤滑油、台塑石化から基油調達へ

 
 台湾中油は31日、同社の国光ブランド潤滑油の原料となる基油(ベースオイル)調達について、台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)に打診中であることを明らかにした。台湾中油はこれまで、ロイヤル・ダッチ・シェル・グループとの合弁会社、中殻潤滑油および韓国SKグループから基油を調達していたが、中殻が2015年の操業停止を確定していることから、別の調達先を検討していた。1日付経済日報が伝えた。

 台湾中油は、品質が同社の要求に合致すれば、優先的な調達先をSKグループから台塑石化に切り替えるとの考えも示している。実現すれば、台湾中油が台塑石化から基油を調達する初のケースとなる。

 中油関係者によると、同社は潤滑油の調合技術とブランド、台塑石化は原料供給と、両社が役割分担し、協力してアジア市場のシェア拡大を狙えるとしている。

 台塑石化は現在、年産45万トンの基油工場の生産準備を進めており、5月から量産開始の予定だ。同社は中油への供給について「現在協議中」とのみコメントした。