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ノートPC出荷成長率を上方修正=UBS証券


ニュース 電子 作成日:2009年4月3日_記事番号:T00014499

ノートPC出荷成長率を上方修正=UBS証券

  
 UBS証券は2日、流通ルートでの在庫水位が正常水準に回復したとして、今年の台湾受託製造業者によるノートパソコンの出荷台数成長率の見通しを5.4%へと、これまでの1.8%から大幅に上方修正した。3日付工商時報が伝えた。

 同証券の顔子傑ハイテク業界アナリストは、「流通業者が昨年11月から在庫水位抑制に取り組んだ最大の原因は、昨年9月から今年1月にかけ、各機関によるGDP(域内総生産)成長率見通しの下方修正が相次ぐなど、世界経済の見通しがまったく立たなかったためだ」と指摘した。しかし現在、市場見通しが徐々に回復するのに伴い、在庫を大幅に抑える必要はなくなってきていると指摘した。

 顔アナリストはまた、「今年のノートPC業界のトレンドは、企業の需要がプラス成長に転じることと、および新技術の応用」と語り、不景気で先送りにされていた企業のIT(情報技術)への投資が増えるとともに、マイクロソフト社の新OS(基本ソフト)「Windows 7(ウインドウズセブン)」の発売で、今年中旬以降、アップグレードの需要が増えるという予測を示した。

 また、インテルの新型省電力プロセッサーCULVを採用した超薄型ノートPCが今年の成長を主導するとの見方も提示した。