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日台韓液晶パネル大手、広東省に熱い視線【表】


ニュース 電子 作成日:2009年4月3日_記事番号:T00014501

日台韓液晶パネル大手、広東省に熱い視線【表】

 
 日台韓の液晶パネル大手が中国・広東省への進出を視野に積極的な動きを見せており、シャープは深圳市政府と、韓国のLGディスプレイ(LGD)は広州市政府とそれぞれ工場開設に向けた交渉を進めているもようだ。台湾の友達光電(AUO)と奇美電子(CMO)も過去1週間に相次いで関係者を広東省に送っている。3日付工商時報が伝えた。
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 上海広電集団の財務危機で同社とシャープの提携計画が行き詰まるといった観測が流れる中、各社は華東地区に代わり、最近液晶パネル工場の誘致に積極的な広東省に目を向けている。

 ただ、AUOと奇美電に関しては、技術移転を制限する法令の存在が障害となり、現時点で蘇州、アモイに後工程の組立工場を設置しているにすぎない。その上、市場での供給過剰や資金圧力もあり、シャープやLGDに比べ、台湾2社が短期的に工場を開設する可能性は低いとの見方が有力だ。