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メディアテック、Q2出荷量の下方修正も


ニュース 電子 作成日:2009年4月3日_記事番号:T00014503

メディアテック、Q2出荷量の下方修正も

 
 IC設計最大手、聯発科技(メディアテック)の4月の携帯電話用チップの販売量が10%落ち込み、第2四半期の出荷見通しを下方修正するのではないかという観測が業界で出ている。消費市場の末端需要が当初の期待ほどではないという見方に基づくものだ。3日付電子時報が報じた。

 メディアテックが第2四半期に台湾積体電路製造(TSMC)に発注するウエハー枚数は20%増、4~5月の日月光半導体(ASE)や京元電子(KYEC)への発注量も横ばいまたは小幅増となるが、現段階で6月の発注見通しは不明確で、これらファウンドリーおよびパッケージング・テスティング(封止・検査)業者は6月に受注量の反転が起きるかどうかに注目している。

 携帯用チップ業者では、米クアルコムも、第2四半期の出荷量が当初予測の7%には届かないという観測が出ている。

 末端需要の力不足について、ある機関投資家は、第2四半期のマザーボードの出荷見通しは当初予測の横ばいからマイナス5~10%へ、ノートパソコンは当初の前期比20%増から14%増への下方修正を迫られるという見解を示している。