ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

「台湾は世界に先駆けて景気回復」=エイサー王董事長


ニュース その他分野 作成日:2009年4月6日_記事番号:T00014516

「台湾は世界に先駆けて景気回復」=エイサー王董事長

 
 宏碁(エイサー)の王振堂董事長は3日、経済部主催の「2009台商投資台湾フォーラム」に参加し、「金融危機で世界で産業や経済構造の再編が進んでいる。台湾は両岸(中台)関係や経済に関する重要な課題にうまく対応できれば、世界で最も早いタイミングで復活を遂げられる」という見方を示した。4日付中国時報が報じた。

 王董事長はまた、聯想集団(レノボ)や海爾集団(ハイアール)など中国の大手企業が、台湾での本部設立を検討していることを例に挙げ、馬英九総統の就任がもたらした中台関係改善の効果は、金融危機が台湾にもたらしたマイナスを上回るという認識を示した。

 同フォーラムに出席したシティグループ・グローバル・マーケッツの杜英宗・アジア太平洋地区投資銀行業務担当会長は、世界と台湾の景気動向について、「最悪の時期は過ぎた」と指摘した。杜会長はまた、株式市場の動きからみて、台湾は今年下半期から徐々に景気回復が始まり、米国は今年末か来年初めに谷底から脱却できるという予測を示した。