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航空保険料値上げへ、事故多発で


ニュース 運輸 作成日:2009年4月6日_記事番号:T00014517

航空保険料値上げへ、事故多発で

 
 損害保険会社によると、先月末に成田空港で発生した米フェデックス機による炎上事故など、最近の航空事故多発を受け、航空会社が負担する航空保険料が1~3割程度値上げされるもようだ。域内では長栄航空(エバー航空)が5月末にも保険の契約更改時期を迎え、負担増は避けられないものとみられている。エバー航空は間もなく、保険会社と保険料についての交渉に入るが、同社の更改内容が他社にも影響を与えるとみられ、注目を集めている。6日付経済日報が伝えた。

 航空保険は主に、機体・貨物の損害を補償するもので、保険金は新型旅客機なら1機で1億米ドル、旧型も合わせると1機当たり平均8,000万米ドル程度となっている。

 航空保険料は2001年の米同時多発テロ事件以降、急激に値上りしたが、ここ6年は下落が続き、域内の航空保険料収入は04年の総額31億9,300万台湾元から、昨年は10億7,900万元(約32億8,000万円)まで66%減少した。

 損保会社では、先月のフェデックス機事故で保険会社が支払う保険金は少なくとも5,000万米ドルに上り、台湾の航空会社が1年に支払う航空保険料を上回ると見積もっている。