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中華航空、減資・増資を実施へ


ニュース 運輸 作成日:2009年4月6日_記事番号:T00014518

中華航空、減資・増資を実施へ

 
 中華航空(チャイナエアライン)は3日董事会を開き、149億台湾元(約448億円)に上る損失を解消するため、30.67%の減資を実施した後、年末までに150億元の現金増資を行い、財務体質の強化を図ることを決議した。減資後の資本金は336億9,000万元となる。4日付経済日報が伝えた。

 増資は今年上半期に中華航空事業発展基金会、政府系ファンドを引き受け先とする50億~100億元の第三者割当増資を行った後、下半期に少なくとも50億元の公募増資を行う。

 同社はまた、4月をめどに国泰人寿保険(キャセイライフ)、新光人寿保険など保険会社6社や銀行を引き受け先とする100億元規模の社債を発行する。3年物と5年物で、利回りはそれぞれ3.4%、3.6%。株式への転換はできない。

 同日発表された2008年12月期決算は、燃料価格高騰や景気低迷のあおりを受け、税引き後損益が過去最悪の323億5,000万元の赤字を記録した。ただ、最近の原油価格下落で今年は数百億元の燃油コストが節減できる見通しで、09年第1四半期には黒字転換が見込まれている。