ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

3月CPI、下落傾向に歯止め【図】


ニュース その他分野 作成日:2009年4月7日_記事番号:T00014545

3月CPI、下落傾向に歯止め【図】

 
 行政院主計処の6日発表によると、3月の消費者物価指数(CPI)は102.95ポイント(2006年を基準=100とする)で、前年同月比で0.15%下落したものの、前月比では0.11%とわずかながら上昇し、物価の下落傾向に歯止めがかかった。ただ、主計処第3局の呉昭明科長は「下落圧力は依然として存在している」と指摘した。7日付経済日報が伝えた。
T000145451

 
 CPIを構成する7項目のうち、3月は食物類が前月比0.68%上昇、また国際石油価格を反映して燃料類が2.33%上昇、交通類も0.28%上昇した。

 また2月時点では、第1四半期通期では前年同期比0.23%下落するとの予測だったが、実際は0.01%下落にとどまった。呉科長は「現在の状況から通年見通しは立てられず、今後も観察が必要だ」と語った。

 一方、3月の卸売物価指数(WPI)100.26ポイントで、前年同月比9.2%下落と、昨年11月以降5カ月連続のマイナス成長となった。前月比でも0.12%の下落だった。このうちWPIを構成する、米ドル換算の輸入物価指数は21.05%下落、同輸出物価指数は14.98%下落と、台湾元安を受け共に過去最大の下落幅となった。