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中台直航貨物チャーター便、積載率7割に【図】


ニュース 運輸 作成日:2009年4月7日_記事番号:T00014547

中台直航貨物チャーター便、積載率7割に【図】

 
 交通部民用航空局(民航局)が6日発表した最新データによると、中台間直航貨物チャーター便就航後第16周目となる3月9日~4月5日の間、域内の航空会社による同路線貨物チャーター便の貨物取扱量は1,940トン、積載率は69.3%に上ったことが明らかになった。中国の各航空会社はこの間、取扱量1,499トン、積載率73.3%だった。7日付経済日報が伝えた。
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 ただし航空会社によると、中台間の貿易は今年1~2月、台湾からの輸出が前年比約4割減、輸入も3割減少して運送料が下落しており、国際原油価格が昨年7月の約3分の1(50米ドル前後)に下落した現在でも同路線は赤字水準だという。

 このため航空各社では、今年7月の直航定期便化に伴う旅客機への貨物積載、および中国経由第三地への輸送の開放に黒字転換の期待をかけている。中華航空(チャイナエアライン)では、現在の平均4日に1便のペースから、定期便実施で1日1便になれば取扱量は4倍になり、黒字転換できるとみている。

 現在、台湾側は中華航空と長栄航空(エバー航空)が貨物チャーター便を運航しており、1カ月間に両社合わせて上海と広州へ各15便運航できる権利を持っている。