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石化業界、ECFAで6品目の関税撤廃要求


ニュース 石油・化学 作成日:2009年4月7日_記事番号:T00014555

石化業界、ECFAで6品目の関税撤廃要求

 
 石油化学業界団体、台湾区塑膠原料工業同業公会の洪福源理事長(台湾化学繊維総経理)は6日、中台が締結を目指している経済協力枠組み協議(ECFA)について、プロピレン、ブタジエン、パラキシレンなど6品目の関税免除が盛り込まれることに期待感を示した。7日付蘋果日報が伝えた。

 洪理事長は関税撤廃品目の選定について、「中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)の関税撤廃の進展に合わせることが望ましい」との立場を示した。中国・ASEAN間では既に10品目の石油化学基本原料で関税が撤廃されている。これに対し、台湾から中国への輸出には1~8.5%の関税がかかっている。

 また、長春石油化学の蘇士光副総経理は「原則的には台湾側に最大の利益となり、損害が最も小さい原料を優先的に開放すべきだ」と指摘した。

 石油化学業界は6品目の関税撤廃に続き、主要汎用プラスチックなどの中間原料への免税範囲を拡大していくことが望ましいと判断している。