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中鋼、減産幅を40%に拡大【図】


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2009年4月7日_記事番号:T00014558

中鋼、減産幅を40%に拡大【図】

 
 中国鋼鉄(CSC)は今月16日から、年次保守のため第3高炉の運転を3カ月間停止する。運転停止期間中、粗鋼やスラブ鋼で70万トン以上の生産がストップし、既に減産を実施している高炉3基と合わせた第2四半期の減産量は、年間生産量の約10%に当たる100万トンに上り、減産幅は当初計画の30%から40%へと拡大する。7日付工商時報が報じた。
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 減産幅を拡大する主な理由は、川下市場の低迷により、中鋼の第2四半期の受注が思わしくないためだ。同社は当初、少なくとも第1四半期同水準の150万トン、およびこれを10~20%上回る受注を目標にしていた。

 陳源成同社総経理は6日、需給均衡を目指して在庫消化や供給量削減に努める考えを示すとともに、早ければ第3四半期に減産効果が現れ、市場は谷底から脱却できるとの見方を明らかにした。同社は第3高炉停止中も、在庫や他の高炉での生産により、受注に100%対応できるとしている。