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中華映管、増資で資本倍増も


ニュース 電子 作成日:2009年4月7日_記事番号:T00014564

中華映管、増資で資本倍増も

 
 中堅パネルメーカー、中華映管(CPT)は6日の董事会で、60億株までの新株発行および海外での預託証券25億株発行などによる増資計画を決定した。7日付工商時報が伝えた。

 新株と預託証券は額面1株10台湾元(約30円)とする。新株の引き受け先については、川上や川下の取引先に広く打診するもようだ。実施後の資本金は現在の948億元から一気に1,798億元に倍増する可能性もあり、その場合、パネルメーカーとしては友達光電(850億元)や奇美電子(871億元)を上回って域内最高となる見通しだ。

 中華映管は増資の目的として、不景気対策としての現金確保を挙げている。5月19日に開催予定の株主総会で、各種の資金調達計画を提案する予定だ。

 パネル業界は今年、各社が依然赤字を計上する可能性が高く、中でも中華映管は財政が最も逼迫(ひっぱく)しているとみられる。昨年末時点の手持ち現金241億2,000元に対し、今年返済期限を迎える負債は約340億元と、現金調達への強い圧力にさらされているのが実情だ。