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TMCにウィンボンド参加か、幹部同士がきょう会談の観測


ニュース 電子 作成日:2009年4月7日_記事番号:T00014570

TMCにウィンボンド参加か、幹部同士がきょう会談の観測

 
 7日付工商時報が市場観測として伝えたところによると、域内DRAM産業の再生を目指し政府主導で設立する台湾記憶体公司(TMC)の宣明智招集人が、早ければきょう7日、中堅DRAMメーカー、華邦電子(ウィンボンド・エレクトロニクス)の焦佑釣董事長らと会談するもようだ。ウィンボンドがTMCに参加する初の域内DRAMメーカーになる可能性が濃厚だと、業界ではみられている。

 ウィンボンドの温万寿副総経理は同観測について否定せず、「当社幹部が宣招集人と近く会って話す」と語った。また、いかなる提携をも検討するという考えを示した。

 同社は、昨年の純損失が73億6,500万台湾元(約223億円)、1株当たりで2元と域内DRAMメーカーの中で最も小さい。さらに、これまで技術提携関係にあった独キマンダが今年1月に経営破綻(はたん)したことで、新たな技術提携先の確保が必須となっている。保有する12インチウエハー工場は月産能力が3万2,000枚で、その約半数が標準型DRAMに充てられている。