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台北駅交通ターミナル、運転手泣かせの設計


ニュース 運輸 作成日:2009年4月8日_記事番号:T00014587

台北駅交通ターミナル、運転手泣かせの設計

 
 台北駅で6月に供用開始が見込まれる交通ターミナルについて、林国成台北市議らは8日に実地見学を行った際、ターミナル内の道路のこう配が急で、設計上の問題があると指摘した。8日付聯合報が伝えた。
 
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いかにも窮屈そうな上り坂は、入る角度を間違うと上れない。7日は2回目のトライでようやく上れた(7日=中央社)
 
 同ターミナルは鉄道とバスの乗り継ぎ拠点として建設が進んでおり、路線バス、長距離バスの乗車、下車地点となる。林市議らが実際にバスをターミナル内に持ち込んで調べたところ、急こう配の個所で車体底部を路面にこする危険性があるほか、角度が90度近いカーブがあり、車体が長いバスはハンドル操作が難しいことが分かった。林市議らはこうした設計上の問題点がバスの渋滞を招くことに懸念を示した。

 台北市政府の羅孝賢交通局長は「すべての設備の準備が整った段階で供用を開始する。ターミナル内で乗客が乗車、下車する原則に変更はない」としたが、週末や連休前などの混雑時にはターミナル外で乗客を下車させるなど柔軟に対応していく方針を示した。