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永豊金控の中国銀への出資計画、寧波・揚州の銀行がターゲット


ニュース 金融 作成日:2009年4月8日_記事番号:T00014588

永豊金控の中国銀への出資計画、寧波・揚州の銀行がターゲット

 
 8日付工商時報によると、永豊金融控股による中国の銀行への出資計画は、浙江省寧波市および江蘇省揚州市の「城市商業銀行」をターゲットに定めているもようだ。5月中の開催が見込まれる次回中台公式協議で、金融監督に関する覚書(MOU)が締結されて出資が認められれば、同社は50%以上を出資して、経営権を掌握したい考えとされる。

 同社が寧波と揚州を選択した理由として、製紙大手の永豊餘グループが長年にわたり両地域に工場を構えており、当地の経済状況を理解しているためリスクが低く、さらにグループと取引のある企業を顧客として確保できることがあるとみられる。

 永豊金控は第1四半期、5億7,400万台湾元の純利益を上げ、そのうち銀行業が3億8,700万元(約11億5,000万円)、証券業が1億6,500万元を占めた。