ニュース 社会 作成日:2009年4月9日_記事番号:T00014605
お色気テレビコマーシャル(CM)に端を発した最近の「童顔・巨乳」ブームに対し、政府当局が「待った」を掛け、巨乳タレントの活動が封殺される状況となっており、市民からは「過剰規制」との批判が強まっている。
オンラインゲーム「預言online」のイメージキャラクター「舒舒」は、巨乳がトレードマーク。ところが今月、国家通訊播委員会(NCC)が、彼女が出演した巨乳を揺らす同ゲームのCMを「女性を物に見立て性的な暗示に満ちており、低俗な内容を含む」と処分対象に挙げたことから、テレビ局がCMの放映を中止した。
舒舒は9日、米大リーグ「ヤンキース対オリオールズ戦」を中継する民視テレビにゲスト出演し、先発の王建民投手を応援する予定だったのが、突然キャンセルに。彼女の名前「舒舒」が、「ゲームに負ける」の意味の「輸輸」と同音であるため、もし王投手が負けた場合、舒舒のせいになりかねないというのが理由だとか。
また、11日に台南球場で行われるプロ野球、統一セブン-イレブン・ライオンズ対興農ブルズ戦で行うはずだった始球式も取りやめになった。すでに投球練習を始めていた舒舒だが、話題が巨乳に集中することを懸念した球団側が中止を決定したという。
このほかに市バスの車体広告も、舒舒の巨乳がクローズアップされているとして台北市が禁止するなど、タレント活動が次々と封殺されており、舒舒は8日「とても残念」とコメントした。
一連の事件について、台湾芸術大学応用メディア芸術所の賴祥蔚副教授は、「政府は強制的なやり方で業者と女性タレントの自由を侵犯している」と批判。市民からは「政府はやり過ぎ」、「問題があるのは広告やCMで、タレント本人ではない」との声も上がっている。
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