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清華大、昨年11月に放射能漏れ事故


ニュース 社会 作成日:2009年4月9日_記事番号:T00014607

清華大、昨年11月に放射能漏れ事故

 
 行政院原子力委員会は8日、清華大学原子科学技術発展センター(新竹市)で昨年11月6日と今年3月19日に放射性同位元素「ヨウ素131」を生成した際、放射能を帯びた気体が外部に漏れる事故があったと断定した。

 同委が先週、係官を現地に派遣しサンプルを採取した結果、付近の草地などから環境基準を下回るヨウ素131を微量ながら検出した。同委は昨年第4四半期に同大の実験用原子炉周辺の放射能観測データに微妙な変化があったのも今回の放射能漏れと関係があるとみている。同委は事故原因の究明を図るため、同センターの責任者に説明を求めた。

 大学側はセンター内の作業員の被ばく量はほぼゼロで、異常は認められなかったと説明。センター責任者も「放射能を帯びた気体の漏れはなかったと保証できる」と反論している。

 サンプル検査での検出量は微量だったが、ヨウ素131の半減期が8日であることからみて、当時の放射能漏れは検出量を上回る規模だった可能性がある。