ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

中台間の犯罪者引き渡し、協議進展


ニュース 社会 作成日:2009年4月9日_記事番号:T00014608

中台間の犯罪者引き渡し、協議進展

 
 中台窓口機関の第3回トップ会談(江陳会談)に向けた事務レベル交渉で、犯罪対策や司法互助をめぐって進展があり、中国に潜伏している重大経済犯罪の容疑者の身柄引き渡しに道が開かれる可能性が出てきた。9日付蘋果日報が伝えた。

 行政院大陸委員会の頼幸媛主任委員は8日、「殺人、強盗、薬物販売、横領、詐欺、マネーロンダロングなどがすべて合意事項に盛り込まれる」と語った。

 大陸委の統計によると、台湾側が今年3月までに中国側に追跡を求めた犯罪容疑者は787人だが、中国側が送還に応じたのは383人(うち183人は台湾側の要求によらず、中国側が自発的に送還)にとどまっている。台湾側は東帝士(トンテックス)集団背任事件の陳由豪元総裁、国家安全局の公金横領事件の劉冠軍上校(大佐)ら、中国に潜伏している重大経済犯罪の容疑者の身柄引き渡しに期待をかけている。