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陳前総統の手記第2弾、蔡英文氏の抜てきを「後悔」


ニュース 政治 作成日:2009年4月9日_記事番号:T00014609

陳前総統の手記第2弾、蔡英文氏の抜てきを「後悔」

 
 マネーロンダリング(資金洗浄)などの罪で起訴されている陳水扁前総統が、収監後2冊目の手記「消せない声──阿扁収監中の50通の手紙」の中で、蔡英文・民進党主席を抜てきしたことを後悔していると明かしていることが週刊誌報道で8日までに明らかになり、同党幹部の強い反発を買っている。

 陳前総統は手記に「もし蔡英文氏を比例区から立法委員選に出馬させなければ、党主席に就任することはなかった」「当初後継者を指名しなかったならば、四大天王(党内の実力者4人)による混乱に陥っていたことだろう」などと書き、同党とのあつれきは修復不能なほどに深まった。

 陳前総統の手記について蔡主席は台湾メディアの質問に全く答えず、足早に立ち去った。同党の鄭文燦文宣部主任は「蔡主席はこのような批判を理解できずにおり、陳前総統の見方を遺憾に感じている」と話した。

 呂秀蓮前副総統は「陳前総統は共産中国からやって来たのか。後継者という考えは共産中国にしかなく、遅れた概念だ」と不快感をあらわにした。