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域内パネルメーカー、Q4に単期黒字も


ニュース 電子 作成日:2009年4月10日_記事番号:T00014657

域内パネルメーカー、Q4に単期黒字も

 
 市場調査会社、ディスプレイサーチの謝勤益副総裁は9日、「液晶パネルのオファー価格は4月、大幅な上昇が予想され、こうした状況が下半期も続けば、域内メーカーの業績は、第4四半期に単期黒字に転じる可能性がある」との見方を示した。価格がコストを下回り、作れば作るほど損失が増える状況からようやく脱却できる道筋が見えたと言えそうだ。10日付工商時報が報じた。

 ディスプレイサーチによると、大型パネル出荷の谷底は今年1月だったが、部品の供給不足が続くと予想される中、パネルメーカーは第2四半期も設備稼働率を抑制する見通しだ。ただ、平均64%だった世界のパネル業界全体の設備稼働率が、第2四半期は75~80%、第3四半期は88~90%、第4四半期は87~90%となると予測している。

 域内最大手の友達光電(AUO)はこのところ受注が相次ぎ、顧客の要望にすべて応じた場合、生産能力を超えてしまうほど需要が急激に高まっているとの観測が出ている。